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その他

自律神経失調症

 当初当院では、自律神経失調症自体を施術対象としておらず、自律神経失調症の症状の一部の症状、肩こり、首こり、頭痛、胸周りのコリ、痛みを対象として施術していましたが、それでも他の自律神経失調症の症状、全身症状も肩こり、首こり、頭痛、が良くなるに従って一緒に改善していく患者さんが多くいらっしゃいました。

 又、次の四つのテクニックを自律神経失調症、更年期障害、うつ症状の患者さんに使うことによって以前より非常に効果を得るようになりました。その四つのテクニックを説明します。

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①第一頸椎の調整

 一般的にいう自律神経とは、その働き自体を指しています。私たちが手を動かす時の様にいちいち意識して動かさなくても、勝手に心臓やその他の臓器が働いてくれる、動いてくれる、言わば自律的に動いてくれる為、自律神経と言いますが、神経自体の名称としては、迷走神経(右図の中で、黄色の部分で黒文字で表示)と言います。

 迷走神経は脳から頭蓋骨下面を通り抜け首の骨の前を通り喉元を抜けて全身へ広がっていきますが、頭蓋骨下面を通り抜けた所で第一頸椎(一番上の首の骨、図ではC1と表示してあります)のすぐ前に位置します。この第一頸椎は他の頸椎と違う特徴があります。他の頸椎は背骨を構成している胸椎、腰椎と同じ様に上下が椎間板と呼ばれる軟骨によって固定されていますが、第一頸椎には上にも下にも椎間板がありません。言わば自由に動きやすい構造になっています。何故、この様な構造になっているかと言いますと、現代社会で分かりやすい状況と言えば交通事故等がありますが頭部、首等に強い衝撃を受けた場合ポッキリ首が折れて死亡しない為の安全装置と言われています。

 殆んどの人の場合、第一頸椎は前方に変位しています。稀に交通事故、落下事故、その他の原因によって、後方に変位している人がいますが、前方に変位している人が多数を占めます。その中で特に大きく前方に変位している場合、そのすぐ前にある迷走神経を圧迫する事になります。現代の私達の生活はうつむく事(パソコン操作、読書、スマホ等)が非常に多い生活だと言えます。今、自律神経失調症、うつ、更年期の方が増加している背景に物理的に、第一頸椎の前方変位により迷走神経を圧迫しやすい環境にある事が大きいのかもしれません。

 ではどの様に第一頸椎を調整するかと言いますと、第一頸椎は後頭骨(頭蓋骨の後側)に隠れている為、第二頸椎より下の頸椎の様に後側から直接触れる事が出来ません。第一頸椎を調整して元の状態に戻す為には首全体を充分緩めてから、耳の後方やや下方に指をコンタクトして、ゆっくり調整して元の位置に戻していきますが、体全体の中で最も難しい調整になります。この調整は神経・迷走神経の大元を圧迫から解放する事になり、最も症状の改善を自覚しやすい場所であり・テクニックになります

 ②第二頸椎以下の調整

 第一頸椎が前方へ変位している方は、首の負担も多く首自体が硬くなっています。又、形状的にストレートネックになりやすい状態になっています。ストレートネックになっていますと、第二頸椎から第七頸椎迄のそれぞれの頸椎自体が変位しやすく、首のコリ、痛みも問題になりますが、首全体が硬くなり、その首の中を走行している迷走神経(自律神経)、その他の神経、血管を圧迫して、自律神経失調症の症状をより悪くする原因ともなっていきます。

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③首前部・喉元の調整

 当院に来院される自律神経失調症の患者さんの多くの方が首の前部、喉元の触診をしますと、痛がる方、非常に硬くなっている方がいらっしゃいます。右図の様に迷走神経(黄色で表示)は頭蓋骨下面を通り、第一頸椎の前を通り、首の骨の前面を通り下へ降りていきますが、その場所も硬くなり痛んでいます。ちょうど胸鎖乳突筋の内側に痛みのポイントが出てきます。

 

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 又、症状の進んでいる方によっては、右図(赤色①で表示)胸鎖乳突筋の内側もですが、胸鎖乳突筋自体も触ると痛み、その外側(赤色②で表示)の前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋自体も痛みが出てきます。又、更に症状の進んでいる方の中には触ると痛みは感じないが、ガチガチに固まっている患者さんもいらっしゃいます。(※痛む場所、固い場所は両側に存在します。)

 喉元の柔らかい場所を心配され、どの様にその痛みを取るのかと質問される方もいらっしゃいますが、当院では拘縮リリースというテクニックで、痛む場所を指先で確認し、その筋肉にとって完全ストレスフリーの姿勢をとります。別の表現を使えば、その筋肉だけを無重力の状態になる姿勢を作り数分間待ち  

ます。すると指先で確認していた痛みの場所が消えていきます。そのテクニックにより痛みのない喉元にし、迷走神経、その他の神経、血管の圧迫を解消します。

 

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④呼吸の調整(胸中央・上部の痛み等)

 息苦しい、息が深く吸えない、呼吸をしているのかしていないのかよく判らない、運動もしていないのに、心臓がバクバクいう(心悸亢進)といわれる患者さんがいらっしゃいますが、右図の胸の中央、胸へい、胸骨体、剣状突起周辺(赤色で表示)を触診しますと「痛い」「気持ちが悪い」「違和感がある」等と言われます。その場合、その痛みのポイント、固まったポイントを拘縮リリースで消します。痛み、固まりが消えますと「胸が開く様になった」「息が吸える様になった」等と言われます。又、胸郭出口症候群と似た症状ですが、胸の上部、脇の内側等に同じく痛み、固まりを感じられる場合もあります。又、長年、その症状のあった患者さんの場合は横隔膜のリリースを行い、より楽な状態へと調整します。

 

自律神経失調症・うつ・更年期の症状

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